スタイリストのオオイケです。肉食です。日々のサロンワークの中でお客様から意外な質問を受ける事が多々あります。(好きなお弁当のオカズ何ですか？とか)その中でも非常に多いものが、「今日はシャンプーしないほうが良いですよね？」という問い。これは「カラーリング」をされたお客様から頂くご質問なのですが、意外と誤った認識をお持ちの方が多いのでここで１度まとめてみましょう！

そもそもなぜお客様がこのような疑問を抱くのかというと、シャンプーをするとカラーが落ちる。という「思い込み」が原因です。そう、小野妹子が女性だと思っているのと同じです。たしかにシャンプーの洗浄力により毛髪内部の色素が流れ出てしまうという考えは正しいのですが、本当にカラーリング当日のシャンプーは不必要なのでしょうか？

カラーをした日は、シャンプーしましょう。「え？カラー当日にシャンプーしちゃってもいいんですか！？」はいけっこうです。むしろぜひしてください！カラーリングをした日こそ、シャンプーをしてほしいのです。

 出典:http://www.wisegeek.comここでみなさんに誤解を招かないよう言わせて頂きますが、いやいや「どのシャンプーでも良いわけじゃないよ！」って事です。そう。ここでいうシャンプーとは「カラー後専用シャンプー」の事。カラーリングのアフターケアに特化したシャンプー剤の事です。「え、そんなものがあるんですか？」そうなんです。あるんです！

出典:http://www.care2.comみなさんが普段デイリー的に使うシャンプーと、ここでいう「カラー後専用シャンプー」の大きな違いは「バッファー効果」です。カラーリングを施した直後の髪は、カラー剤に含まれる「アルカリ」の影響からアルカリ性へ傾きます。みなさんもご存知の通り、健康な髪は弱酸性ですからこのアルカリ性に傾いた毛髪は非常にダメージをしやすいデリケートな状態といえます。つまりカラーリングの褪色にもつながるわけです。この「アルカリ性へ傾いた毛髪を酸性方向へ戻す」仕組みを「バッファー効果」と言いますが、通常のシャンプー剤を用いた場合健康な弱酸性へ戻るまで20日間かかるといわれています。これは「20日間ダメージしやすく褪色しやすい状態が続く」事を意味します。これではせっかくのカラーリングが台無しですよね。

そこで「カラー後専用シャンプー」の出番です。カラー直後からこれらのシャンプーを使用する事で、１日でも早く健康な褪色しづらい状態へシフトする事が最も重要なわけです。数ある「カラー後専用シャンプー」の中でも、僕が最もオススメするシャンプーがこれ。

オブコスメティックス ソープオブヘア 1-ER 60mL + トリートメント 2-ER 50g セット [サンプル付き]なんと、２日間の使用で弱酸性へと戻す驚異の「バッファー効果」を持ちます。

カラーリング同様、パーマを施した髪にも「バッファー効果」が必須です。ですからパーマをされたその日から、ぜひシャンプーでケアをして頂きたいのです。

カラーした日はシャンプーしない？いえいえ、ぜひしてください！１日でも早くあなたの髪の毛を「健康な弱酸性」へ戻してあげる事がポイントです。そのために「バッファー効果」のあるシャンプー剤を１つゲットしておく事をオススメします☆ではでは▫ 関連コンテンツ ▫『美容室に行く前はシャンプーした方が良いの？』以外と聞けない疑問を現役美容師が答えた。