金髪坊主が語る美容師のこだわりとは
今や日本の美容室件数は23万件以上、美容師総数は49万6000人を超えるといわれている昨今、
「どこいけばいいかわからないわ」「大体一緒でしょ?」
そこに待ったをかける男が一人。
「カットはハサミが教えてくれるよ」
とはおなじみ、オブヘアー自由が丘店主任、公平(以下チーフ)は語る。
金髪に坊主がトレードマークのチーフ、美容師という仕事への熱意、そして「カットはハサミが教えてくれる」といういかにもらしい発言の真意を探るために、今日はサロンワークをのぞいてみよう。
*実際のお客様にご協力いただいております。ご協力、ありがとうございます!!
公平匡彦とは
北海道は札幌、公平家の三男として育つ。両親、兄2人とも理容師という床屋家系に育つ。本人曰く、生まれた時からハサミを握っていたという。
なぜ美容師を志したのかと尋ねると、
「みんなごはん食べるときに箸をもつの、当たり前でしょ?それと同じだよ」だそう。
ちょっと変わっている。
そんなわけもあってか、異常なまでにハサミへのこだわりをもつチーフ。
愛用のシザー
美容師のハサミは何となく切れ味が良い。と思っている方もいるでしょう。それだけではないんです。シザーには原料となる鋼の材質によっても切れる感触も違えば、裏スキ、という職人の特殊な技術によっても大きく質は異なります。
「イチローのバットもそうだけど、一流の選手はとことん道具にこだわるよね。ものを大事にできない人は一流にはなれないよ」とチーフ。
中でも愛用がこちら、シザーズ内山のコアレス素材のシザー。金属を2種類混ぜることで、やわらかい切れ味や持続性をたかめているのだそう。
切れ味の落ちたハサミを使うことはお客様の髪のダメージにもつながる為、定休の金曜にシザーズ内山の職人のもとへメンテナンスにいくのが日課になっている。
「バフかけてきたわー」が口癖。
仕事を変えたいとき、新しいハサミに出会うことで、新しい発見がある。カットはハサミが教えてくれるとはそういうこと。
常にお客様に新しい体験や、扱いやすいヘアスタイルをつくって喜んでもらいたいという思いが道具に対する異常なこだわりから垣間見えた。
コツコツやること
職人、という言葉がすきなチーフのもう一つの口癖がこれだ。
沢山の美容室が乱立し、少子高齢化が進む中で、昔腕の良い職人が重宝されたように、
腕の良い美容師が求められる時代がまた来る。だからなんでもコツコツやること。いいものをよくみること。技術は裏切らないよ。と口うるさく金髪坊主は語る。
お客様の髪型に対するこだわり、熱意は自分の髪型に対しても例外ではない。
「一見普通の坊主だが、この髪型が出来るまでに一週間で3回の切り直しの上にやっとOKがもらえました。」と後輩のK氏は語る。
後輩への指導も余念のないことが垣間見える。真剣なまなざしで仕上げるチーフ(金髪坊主)
仕上げは写真を撮ってカルテに添付することで、お客様への次回提案や、コンサルテーションに役立てているのだそう。こまめに積み重ねることがお客様との信頼関係を深めるポイントだそう。
髪のことを考え道具にこだわる。コツコツと日夜技術を研鑽すること。当たり前のようではあるが、真に続けることが今の美容師に求められることなのかも知れない。
編集後記
沢山の美容室が自由が丘にはある中、オブヘアーにご来店いただきありがとうございます。本日はスタッフ紹介の記事いかがでしたでしょうか?
ご協力いただいたA様、ありがとうございます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!今日の記事をお読みいただいて、金髪坊主こと、チーフのこだわりのスタイルが気になった方、こちらをぜひごらんください!
writer:kemuriyama
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